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2024年4月17日
Newsletter vol.20 社長が博士課程の学生になると何が起こったか⑥
長沼 恒雄 前回は、私の東北大学との出会い、光刺激装置(MiLLS)を共同で開発した話をした。 その後、MiLLSの販促や研究者の要望を聞かせてもらうために、生理学や生命科学分野の学会で企業展示を行なった。この事をきっかけに、大学をはじめとする研究機関の多くの先生方と接する機会が増えた。それまで、私はプラスチック関連のサプライチェーンの中で仕事をしていたので、脳科学関係の研究者の方々との出会いは異次元の世界であり、戸惑うことも多かった。そんな中、2011年9月に愛知県の生理学研究所で開催された学会で、オプトジェネティクスの研究に使われていたロボット顕微鏡の講演を聴く機会を得た。講演されたのは開発者の東北大学の橋本先生で、のちに博士課程で研究指導を受けることになる人である。 そこから、1年ほど経ったある日、橋本先生からロボット顕微鏡にMiLLSを取り付けたいという相談を頂いた。研究内容やMiLLSの仕様などを先生と何度も打ち合わせ、2013年2月にMiLLSを研究室に納入した。その後、フォローアップや追加装置設置などで先生と話をする機会も次第
2024年3月20日
Newsletter vol.19 社長が博士課程の学生になると何が起こったか⑤
長沼 恒雄 ようやく、本題の博士課程の話に移る。私はビジネススクールを2016年3月に修了し、翌月の4月には東北大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程に入学した。まず、なぜ東北大学か?というお話をさせてもらう。 東北大学を初めて訪問したのは2010年6月、商社さんに同行した。アスカカンパニー東北工場で取引のあった光学機器商社の方が、弊社が画像検査装置を内製化していることを知っていたのがきっかけである。商社の顧客先でもある東北大学の先生が画像処理技術をもっている会社を探しているので、先生の話を聞いて欲しいと持ちかけられた。事業領域が全く違うので、あまり気が進まなかったが、普段からのお付き合いもあったので、同行訪問することにした。訪問先は生命科学研究科 脳機能解析の八尾研究室であった。後になってわかったのだが、八尾先生は日本のオプトジェネティクス(1)の第一人者であり、その分野では著名な方であった。 オプトジェネティクスは線虫、マウスなどを使った脳機能解析を顕微鏡用いて行われることが多い。研究の進展に伴って、顕微鏡内の生きた脳細胞の任意の位置
2024年2月19日
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